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  3. アレルギー性鼻炎・花粉症の鼻詰りの手術療法

頑固な鼻詰りに対し鼻粘膜焼灼術があります。

なかなか治らないアレルギー性鼻炎・花粉症の鼻詰りに手術療法があります

鼻の構造 正面、鼻の内側面

鼻詰りは、アレルギー性鼻炎・花粉症、急性鼻副鼻腔炎などによる鼻粘膜の腫れや鼻中隔が湾曲し、鼻腔内に突出して鼻腔が狭くなることが原因となります。そのほか、鼻茸なども原因になることがあります。アレルギー性鼻炎・花粉症の鼻づまりは、薬を飲んでも、最後まで症状が取れにくいので、患者さんにとって大変苦しいものです。鼻粘膜の腫れに対し、手術的治療法として、鼻粘膜を高周波で焼灼して減量する方法があります。

効果は、1~2年続きますが、個人差があります。焼灼後約2~3週間ぐらい鼻粘膜の腫れと鼻閉が続きます。(高周波焼灼による鼻粘膜損傷のためです。)アレルギーのシーズン前にされると鼻閉は軽くなります。レーザーによる焼灼と同じ、またはそれ以上の鼻閉に対する効果が得られます。鼻汁に対しては、若干の改善が認められることが多いです。

鼻の形は、正面から見ると、直角三角形を2つくっつけたような格好に見えます。図のように鼻内に3つの突起があり上鼻甲介、中鼻甲介、下鼻甲介と名付けられています。鼻詰りは、主に一番下の下鼻甲介が腫れて空気の通る断面積が減少するために起こります。

手術の実際

手術の実際
手術の実際

片側の鼻粘膜を局所麻酔薬を浸み込ませたガーゼで15分間麻酔します。その後必要に応じ局所麻酔薬を鼻内に注射してから(表面麻酔してあるので、注射針の刺入時の痛みはありません。) 高周波で鼻粘膜を焼灼します。約5分以内です。
術後出血がなければ、そのまま帰宅できます。術後出血の際は、鼻内にガーゼを詰めて止血します。術後、抗アレルギー剤をしばらく飲んでいただき、鼻粘膜の術後の腫れを改善します。
術後かさぶたが鼻内にでき、鼻閉がかえって強くなりますが、2~3週間で治り、かさぶたもとれます。その頃には、鼻閉も改善しています。

< 注意事項 >

通常は、焼灼後の鼻閉が強いため、2~3週間おきに片側ずつ焼灼します。出血傾向などの検査を事前に受けていただきます。(採血するだけです。)

*花粉症時の鼻づまりの対策としては、今からが最適です。対象年齢は12歳以上ですが、患者様個人個人の病状などによります。

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